あかねさす少女〜感想と展望〜
アニメのクール交代に季節の移ろいを感じる今日この頃、こんばんはかつまたです。
というわけで今期アニメの話をしたいと思います。
前期までは院試の都合上、見る本数を絞っていましたが、今期からはもう何の障害もありません。片っ端からアニメを見て見まくって見倒してやりたいと思ってます。
え?卒論?何ですかそれ?新しいアニメタイトルの略称ですか?
というわけで今期アニメの第1話視聴の感想と展望を書いていきたいと思います。
今回はこちら。
『あかねさす少女』。TOKYO MXなどで、毎週月曜22:30〜放送です。
とある地方都市に住む土宮明日架は、少し変わり者の味噌屋の娘。高校のラジオ研究会部員の同士3人+義勇兵1名と一緒に、ポータブルラジカセを通じて「ここではない世界」を探す儀式を繰り返していた。そんなある日、ひょんなことからラジカセの周波数が「もう1つの世界」と共鳴し、5人は別の世界へ移動してしまう。そこで出会ったのは兎のようで龍のような不思議な生物と、その生物と闘う明日架と瓜二つな少女だった________
いわゆる異世界・裏側の世界____とでも言うような不思議な空間で、少女たちが謎の生物と闘うというお話自体は奇をてらったものではなく、むしろありがちな設定。
『結城友奈は勇者である』シリーズとか、最近だと『装神少女まとい』とかもそうですね。SAOとかもまあ、ある意味同じ系統かもしれません。
しかし、決して見ていて退屈な印象は受けません。軽快なセリフ回し、テンポの良い展開、動きの見栄えするアクションシーン。ラジカセを使っての変身シーンは、仮面ライダーや魔法少女モノなどを彷彿とさせ、目を惹きつけます。
そして、次々に現れる謎。明日架と瓜二つの少女の正体は?あの世界は一体何なのか?あの生物は?ラジカセの意味は?謎が次の謎を呼び、興味を失わせません。むしろどんどんストーリーに引き込まれます。
それでいて緩急は絶妙。主人公・明日架の少しとぼけた喋りに、肩の力がふっ、と抜ける感覚を覚えます。
作画も動画も演出も丁寧でしっかりしています。文句無しに面白いアニメだと、太鼓判を押せる作品です。
僕はアニメの趣味が若干偏っていたりする(メルヘン・メドヘンやつうかあが大好きです)ので、かつまたの太鼓判は不安かもしれませんが。。。
それはともかく、王道なコンセプトでありながら、世界観・設定が妥協なく細部まで作りこまれた良作です。ストーリーも骨があり、質の高い製作がされていることがうかがえます。見応えは抜群。アニメを普段あまり見ないという方も面白く見られる作品だと思います。
個人的には日本神話のモチーフが取り入れられてるっぽいのが気になりますね。因幡の白兎と八岐大蛇と思われるクリーチャーが出てきましたし、今後もこういった神話由来のキャラや事件が起こるのでしょうか。
まだ1話だけですが、今後の展開から目が離せないタイトルになりそうです。皆さんも是非追いかけてみてください。
〜P.S.〜
こういう骨のある作品が好きな僕としては、最近のなろう系異世界クソアニメには思うところが多々あるのですが、それはまた別の記事にて。ちょうど今期も1タイトルありますしね。